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zoom RSS 今年一番

<<   作成日時 : 2015/12/27 16:04   >>

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今年を振り返って一番思い出深かったものはこの作品かもしれません。

先々代がこの作品自体を魯山人先生へ制作注文された大旦那様、そしてそのご子孫である所有者がお亡くなり、いつかは出てくるとは聞いておりましたが見たときは迷わず買うしかないと思った作品です。

魯山人先生はこの作品を作るべく大変なご努力をされて完成させました。ちょっと見ただけではわかりませんが、金描でなく金箔であること、白地や赤地でなくもっとも焼成が安定しない萌黄地であることから世の中には私が知る限りではあまり存在しません。頃合いを見て程よく金箔を拭って味を出しているところが正に魯山人先生らしいところです。さらにはこれが十客ですから大変貴重なものです。玉のような肌と釉調の美しさからすると中国明代の本歌を超えているのではないでしょうか。

 先日、魯山人展を開催した時に初めて展示させていただきましたがこの作品をご覧になるためにある陶芸家でない作家の方が3度ほど見に来てくださいました。
 美術館のガラスケース越しでなくこのような名作を皆様に見ていただくことが出来て大変ありがたい一年でした。


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