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zoom RSS 鵲巣居の一展 その七

<<   作成日時 : 2017/10/19 20:21   >>

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河井寛次郎先生の三彩茶碗はやきものの抽象表現主義と言っても良いかもしれません。桃山時代には柄杓で流し掛けた朝鮮唐津などもあります。
海外では代表的な作家としてジャクソンポロックが1940年代からドロッピングをサムフランスもペインティングを合せた鮮やかで美しい色合いの絵を発表いたしました。
この茶碗はまるで高麗茶碗を見るようなたっぷりとした姿と量感を感じさせてくれます。轆轤目が口縁近くに力強く残されています。信楽土に濃厚な朱、黒釉、緑釉を打ち付けています。部分的には白の薄い灰釉が施されていることでより重層的な色合いになっています。
河井寛次郎先生の大正期の作品は中国古陶磁や李朝陶磁の影響うけ、その後の柳宗悦との出会いから作風も変わってきます。
スリップウェア、イギリスのアンティーク家具などの洒脱さや木喰仏、円空仏などが持つ祈りの思想と民藝の質実剛健さが作品を変えていきます。
晩年はそれらを脱却した詩的かつ創作的な作風になっていくのが興味深いところです。
この作品もその晩年の名品としてご紹介させていただきます。

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鵲巣居の一展 その七
河井寛次郎先生 三彩碗
平成29年10月20日(金)〜24日(火)

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