北大路魯山人先生 三島水指 「魯山人と古美術」より

「三島手」「暦手」
0053.jpg
陶磁器には面白い名称がたくさんあります。なぜその名前になったのか一つづつ紐解くと興味深いです。
李朝時代の粉青沙器(粉粧灰青沙器)の一つで白土の部分が象嵌模様になったものが、静岡県にある三嶋神社が江戸時代に発行したに暦に似ていることから付いた名前と言われています。他にも掻き落とした部分に白土が入った彫三島、花模様のような印花文が特徴の花三島など多様なものがあります。

0052.jpg

この水指は昭和5年に島根県の松江市での展示会で発表された作品に酷似しています。
作られて90年も経っているのですから古美術品と言っても良いかも知れません。
魯卿あんの茶室は小間ですが、これぐらいの水指の大きさがちょうど良く、年末のお茶事で使わせていただきました。
行く年、来る年を思うには暦手は正に相応しいと思いました。

0049.jpg

この記事へのコメント